2. 【老齢年金】公的年金額は3年ぶりに引き上げへ
冒頭でも触れましたが、2023年の公的年金は3年ぶりに引き上げと発表されました。どのような内容かをチェックしておきましょう。
2.1 国民年金(老齢基礎年金)
6万6250円(1人分)
国民年金は、月額+1434円の引き上げとなります。
2.2 厚生年金(※)
22万4482円(※夫婦2人分)国民年金部分を含む
厚生年金のモデル受給額は、月額+4889円の引き上げとなります。
※「モデル年金」:平均的な収入(平均標準報酬(賞与含む月額換算)43万9000円)で40年間就業した場合に受け取り始める年金(老齢厚生年金と2人分の老齢基礎年金(満額))の給付水準
国民年金・厚生年金ともに約2.2%の引き上げとなりますが、昨今の物価上昇を踏まえると実質的にはマイナスと言えるでしょう。
2023年度の年金改定額を確認しましたが、実際の受給額はどの程度なのか、年金種類ごとに確認をしてみましょう。