日本の平均年収は30年間「400万円台」という現実
賃金の低さに不満を抱える方が多いですが、日本の平均年収は30年間400万円台で変わっていないという現実があります。
国税庁「令和3年分 民間給与実態統計調査」より、平均年収を確認しましょう、
日本の平均年収と給与所得者数(令和3年)
全体:5270万人・443万円
- 男性:3061万人・545万円
- 女性:2209万人・ 302万円
令和3年度の平均年収は443万円でした。過去30年間の推移も厚生労働省の資料より確認しましょう。
1989年からの推移を見ると、2007年までは400万円台後半でしたが、それ以降は400万円台前半へと下がっています。
これに加えて昨今の物価高や社会保険料の上昇もあり、生活を厳しく感じる方は増えているでしょう。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。群馬県出身。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にてファイナンシャル・コンサルティング課に配属され、国内外株式、国内外の債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、主に富裕層や個人顧客向けに資産運用コンサルティング業務に従事し、顧客のライフプランに寄り添った提案を行った。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
現在は株式会社ナビゲータープラットフォームが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは資産運用や老齢年金、貯蓄、NISA、iDeCo、キャリアなどをテーマに企画・編集・執筆を行う。3児の母であり、趣味は執筆・読書、音楽鑑賞、写真、旅行。今の夢はYOASOBIのライブに行くこと。中学・高校社会科(公民)教員免許保有(2024年4月4日更新)。