入社や異動、転職などにより、働く環境が変わる方も多いのではないでしょうか。
仕事環境が変わると、改めて仕事について考えるもの。仕事に対する希望ややりがいを感じる一方で、不満を抱えている方もいるでしょう。
日本労働組合総連合会が全国の15 歳以上の男女2000名に行った「連合および労働組合のイメージ調査」では、仕事・職場に対する不満を公表しています(2023年4月6日公表)。
みなさんが考える仕事への不満や、日本の30年間の平均年収を見ていきましょう。
仕事への不満1位「賃金が低い」で約3割に
日本労働組合総連合会が、就業経験のある人1849 名に仕事・職場に対する不満について聞いたところ、以下の通りでした
仕事・職場に対する不満
- 「賃金が低い」(32.9%)
- 「人間関係がよくない」(18.1%)
- 「会社の将来に不安がある」(16.0%)
- 「仕事の内容」(15.6%)
- 「労働条件(賃金以外)がよくない」(15.2%)
- 「能力・実績が正当に評価されない(13.3%)」など
数ある選択肢の中でも最も多いのが「賃金が低い」で約3割となりました。年代別にも見てみましょう。
年代別にみると、「仕事・職場に不満がある」と答えているのは20~40歳代で7割を超えており、特に30歳代は78.6%となっています。
内訳を見るといずれの年代も「賃金が低い」が最も多く、20歳代で39.4%、30歳代で35.4%、40歳代で38.0%でした。