3. 【老齢年金世帯】みんな貯金はいくらある?

ここでは、総務省統計局の「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2021年(令和3年)平均結果-(二人以上の世帯)」をもとに、65歳以上の世帯の貯蓄状況をみていきましょう。

出所:総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2021年(令和3年)平均結果-(二人以上の世帯)」

平均値:2376万円
中央値:1588万円

  • 100万円未満:8.3%
  • 100~200万円未満:3.3%
  • 200~300万円未満:3.2%
  • 300~400万円未満:3.6%
  • 400~500万円未満:2.8%
  • 500~600万円未満:3.5%
  • 600~700万円未満:2.9%
  • 700~800万円未満:3.1%
  • 800~900万円未満:3.5%
  • 900~1000万円未満:2.9%
  • 1000~1200万円未満:5.3%
  • 1200~1400万円未満:5.0%
  • 1400~1600万円未満:4.4%
  • 1600~1800万円未満:3.8%
  • 1800~2000万円未満:2.9%
  • 2000~2500万円未満:8.0%
  • 2500~3000万円未満:6.4%
  • 3000~4000万円未満:9.2%
  • 4000万円以上:17.7%

上記データによると、平均値が2376万円です。しっかりと貯金できているように見えますが、平均値は一部の極端に大きな数字に引っ張られ実態より数値が大きくなります。

実際、貯蓄額ごとの人口分布を見ると貯蓄が1000万円に満たない世帯は全体の約4割を占めています。

さらに詳しく見ると、貯蓄4000万円以上を超える世帯が17.7%もいる一方、貯蓄が400万円未満の世帯は18.4%です。

老後の貯蓄が「できている人」と「できていない人」の差がはっきりでていることがみてとれます。