新年度を迎え、生活環境が変わる方もいるかもしれません。

年度の切り替え時は何かと物入りで、出費がかさむものです。加えて昨今の物価高もあいまって、食費や光熱費が高騰したという家庭も。

思うように貯蓄が進まない家庭も多いのではないでしょうか。

同じ年代の人は、どれくらいの貯蓄を達成しているのか気になりますよね。

そこで今回は40歳代にフォーカスをあて、貯蓄額の平均や中央値、また食費について見ていきます。

40歳代(二人以上世帯)の貯蓄額は平均で825万円

金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年)」によると、40歳代のうち二人以上世帯の貯蓄平均は825万円でした。

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] 令和4年調査結果」をもとにLIMO編集部作成

ただし、中央値は250万円です。

中央値とは、金額を一つずつ並べたときに真ん中にくる値をいい、平均値よりも実態を表しやすいと言われます。

内訳に注目すると、貯蓄ゼロの割合は26.1%となっており、約4世帯に1世帯が貯蓄ゼロであるとうかがえます。

また約半数が300万円未満である一方、1000万円以上の世帯が約25%となりました。

子どもがいる家庭では、子どもの人数や進路により教育費に大きな差が開きます。こうした違いも、貯蓄に与えるインパクトは大きいと言えるでしょう。