近年では「自分らしさ」を重視したセレモニースタイルが選ばれている

入学式や入園式は、ジャケットやブラウスといった服装が好まれるため、「どのような服装で行けばいいのか」「マナー違反になっていないか」気になることが多いですよね。

結論から述べると、入学式や入園式に着ていくセレモニースタイルに、厳格な決まりはないため、「この服を着ていくとマナー違反になる」ということはないようです。

とはいえ、あくまでも主役は子どもです。

せっかくの子どもの晴れ舞台となる式なので、「自分らしさ」を取り入れつつも、セレモニーにふさわしい服装が望ましいと言えるでしょう。

モデラート株式会社の行ったセレモニースタイルの意識調査では、「無難さ」よりも「自分らしさ」を重視する先輩ママが多い傾向にありました。

出所:モデラート株式会社「【2022年調査】コロナ禍でも卒入学式「開催してほしい」約9割、セレモニー服は「自分らしさ」重視傾向「買い足し派」約6割」

過去3年以内の結果と比較すると、「自分らしさ」を重視する人が増えてきていることから、近年ではより自由なセレモニースタイルが好まれているようです。

一方で、あまり自分らしさを取り入れられずに「後悔している」先輩ママも多いようです。

モデラート株式会社の同調査において、実際に参列したご自身のセレモニースタイルについて、「もう少し無難にしておけばよかった」は1.2%だったのに対して、「もう少し自分らしさを取り入れてもよかった」は41.4%になりました。

出所:モデラート株式会社「【2022年調査】コロナ禍でも卒入学式「開催してほしい」約9割、セレモニー服は「自分らしさ」重視傾向「買い足し派」約6割」

「もう少し自分らしさを取り入れてもよかった」と回答したママのなかには、下記のような意見がありました。

  • 「式服は紺色と考えていたが、周りは黒や白、グレー、素材も様々だった。数少ない機会だからこそ、もう少し自由に考えても良かったなあ、と。」
  • 「参列されている周りの保護者とほとんど一緒になってしまった。もう少しスカーフなどを使って華やかでも良かったかも。」
  • 「浮かないようなダークな色にしたが、もう少し明るい色でも良かったのかと後悔した。」

上記の意見からもわかるとおり、一生に一回となる特別な式だからこそ、もう少し自分らしさを表現できる服装のほうが、悔いのない思い出になるかもしれません。