3. 「しんどい時に誰かを頼れる」老後資金づくりを
厚生労働省の「令和3年簡易生命表」によると、女性の平均寿命は87.57歳と世界最高水準となっています。
寿命が長ければ老後も長くなりますから、生活資金として蓄えておかなくてはいけないお金は必然的に多くなります。
また、女性の健康寿命は令和元年の統計で75.38歳。つまり平均寿命と約12年の開きがあることに。
生活するのに人の助けが必要な期間や、要介護状態の期間が10年以上ある可能性を加味すると、生活費だけでなく介護費用の備えもマストだといえるかもしれません。
近年では核家族化の進行により、子どもに介護を頼めない世帯も増加中ですね。高齢の配偶者どうしで介護をする「老老介護」や、認知症の傾向が出ている配偶者どうしで介護をする「認認介護」なども社会問題化しています。
単身・既婚世帯を問わず「しんどい時に何かに頼れる」ことは大きな安心感がありますから、将来の自分のために今できることから始めてみてはいかがでしょうか。
参考資料
尾崎 絵実