【女性の老齢年金】厚生年金・国民年金「みんなの年金収入はいくら？」平均と個人差を見る 「令和3年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」より最新の受給額事情を整理！

2. 女性の老齢年金。平均と個人差はどのくらいか

厚生労働省年金局「令和3年度　厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、現在年金を受給している女性の人数比は以下のようになっています。

• 国民年金：1894万5142人
• 厚生年金：535万2232人

時代の流れもあり今のシニア世代よりも厚生年金の対象となる女性は増えていくと考えられますが、それぞれ受給している年金額をみてみましょう。

2.1 【年金収入】国民年金の平均と個人差を見る

国民年金に加入する女性の平均年金月額は、5万4346円です。

【女性の国民年金】受給額分布

• 1万円未満：5万7852人
• 1万円～2万円未満：22万7254人
• 2万円～3万円未満：68万9150人
• 3万円～4万円未満：208万643人
• 4万円～5万円未満：329万5457人
• 5万円～6万円未満：470万2003人
• 6万円～7万円未満：643万8667人
• 7万円以上：145万4116人

1万円ごとのレンジでみた場合、6～7万円がボリュームゾーンとなっています。

ただし、通算25年未満受給権者の平均年金月額は1万8884円ですから、あまりに加入期間が短くなると老後の生活を支えることができません。

満額受給できた場合でも国民年金だけで生活するのは厳しいといえますから、別途貯蓄などで備えておく必要があるでしょう。