1. 2023年度の年金額が決定。厚生年金は4889円の引き上げ
厚生労働省の発表によると、2023年度の年金額の例は次のとおりとなります。
1.1 国民年金(老齢基礎年金)
6万6250円(1人分)※
※2023年度の既裁定者(68歳以上の方)の老齢基礎年金(満額1人分)は、月額 6万6050円。
1.2 厚生年金
22万4482円
厚生年金の金額は「夫婦2人分」の合計金額となっており、内訳は以下のとおりです。
- 夫の国民年金(老齢基礎年金)
- 夫が平均標準報酬(賞与含む月額換算)43万9000円で40年間就業した場合の厚生年金
- 妻の国民年金(老齢基礎年金)
夫の収入が限定的である点、さらには妻が専業主婦であると想定されている点などから、この数字が全員にあてはまるわけではないことに注意が必要です。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
京都教育大学卒業。くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部で、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。ニ種外務員資格(証券外務員ニ種)保有。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
はたらく世代のお金の診断・相談サービスを行うマネイロでは、「【計算例付】厚生年金保険料はどのように決まる?ケース別算出方法や受給額を解説」など、お金や年金制度にまつわる記事を発信中。京都府出身。(2024年5月29日更新)