6. 老齢年金だけで暮らせる世帯は少数派!「資産の寿命」を延ばす工夫を
今回は、65歳以上のリタイア世帯について、貯蓄・生活費・年金額について見ていきました。
老後に受け取る年金額は、現役時代の年金加入状況により人それぞれ。また、ひと月に必要となる生活費も世帯によって異なります。とはいえ、公的年金だけで暮らしていける世帯は決して多くはないでしょう。
長寿時代の到来により、健康寿命とともに「資産の寿命」についても意識していけるとよいですね。資産運用で「お金に働いてもらう」発想を持つのも有益な選択肢の一つといえるでしょう。
「つみたてNISA」や「iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)」など、税制優遇制度の活用を検討するのも一案です。
参考資料
- 総務省「統計トピックス No.129 統計からみた我が国の高齢者 」
- 総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2021年(令和3年)平均結果-(二人以上の世帯)」
- 総務省「家計調査報告 家計収支編 2021年(令和3年)平均結果の概要」
- 厚生労働省「令和3年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
長井 祐人