65歳以上の収入は?厚生年金と国民年金の平均受給額を確認
今度は収入面を見ていきましょう。65歳以上の無職世帯の収入の柱になるのは公的年金です。
2022年12月発表の厚生労働省年金局 「令和3年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、令和3年の厚生年金の平均受給額は14万3965円で、国民年金の受給額は5万6368円でした。
夫婦世帯の平均的な公的年金の平均受給額は?
65歳以上の無職世帯の夫婦世帯の収入のなかで、公的年金平均受給額は20万333円でした。
会社員や公務員などは厚生年金を、自営業や専業主婦などは国民年金を受給するので、年金の受給額は夫婦の働き方において大きく変わってきます。上記の平均受給額を用いて試算してみます。
夫が会社員で妻が専業主婦であれば、夫14万3965円、妻5万6368円とすると夫婦では20万333円を月に受給することになります。
夫も妻も会社員の共働き世帯であれば、夫婦ともに14万3965円で、夫婦での受給額は28万7930円となります。
また、夫が自営業で妻が専業主婦か自営業者であれば、夫・妻ともに5万6368円で、夫婦で受給額は11万2736円となります。
単身世帯の平均的な公的年金の平均受給額は?
単身世帯の年金平均受給額は、会社員など厚生年金に加入していれば14万3965円、自営業などで国民年金に加入していれば5万6368円です。