2. 「持てる人」富裕層の節約ポイント1. 服装
まず1つ目のポイントは服装についてです。
筆者はかつて多くの富裕層の方とお会いしてきました。その経験から、派手な服装を好まれる方は、まとまった資金を持っているケースが少ない傾向だった印象があります。
お互いの資産を内緒にしているご夫婦とお話ししたときに、やや興味深く感じたことがありました。
世間で言う「高所得者」に入るご主人は、普段着も最新の高級ブランドを好まれる方。いつも「イケてる」服装で、お会いした瞬間に「お金持ちオーラ」が漂っていました。とはいえ、預金量は1000万円に届いておらず、コツコツとお金を貯める習慣はなかったようです。
いっぽう奥様は、登山ブランドやファストブランドなど、シンプルで機能的な洋服を上手に着回されていました。貯蓄への姿勢も堅実そのもの。2000万円以上のまとまった資金(いわば「へそくり」)をしっかりと保有されていました。
ブランドの服を買うより、ファストファッションや機能性の高い服を買っている方のほうが資産が残りやすいようです。