4. “持てる人”の節約ポイント3.「光熱費」

3つ目は光熱費です。特に今年は光熱費の高騰が各家庭のお財布を直撃していますね。富裕層の方は、こちらのコスト管理も着実に行われていた方が多かったです。

「ムダな光熱費を抑えられる」という視点で、新しい電化製品への買い替えを行う方もいました。

出所:環境庁「『COOL CHOICE』 地球温暖化対策、省エネ、エコで『賢い選択』」

環境省の「COOL CHOICE」によると、20年前の冷蔵庫から省エネ家電に買い替えを行った場合、年間1万4000円の節約になるとのこと。

古い家電製品を長く大切に使うことはエコで節約的にも思えますが、それが必ずしも節約に繋がるとは限らないのですね。

富裕層のみなさんは「長く使う」「思い切って買い替える」、このどちらが無駄を省けるのかしっかり判断されていました。

5. まとめにかえて

今回は一見派手なイメージのある富裕層の方が、どのような視点で節約を積み重ねてきたか、そのポイントを紹介しました。いずれも、特別なお金持ちでなくても実践できそうなものですね。意外に感じた方もいるかもしれません。

3つのポイントに共通するのは、「お金は使うべきところだけに使う」という考え方。必要な出費と不要な出費をしっかり戦引きできるマインドからくる行動ですね。

日頃の暮らしとお金について振り返り、貯蓄を増やすヒントのひとつになればと思います。

参考資料

足立 祐一