多くの人が「資産家やお金持ちになれるものならなりたい」と感じているのではないでしょうか?
収入には、労働の対価として得る収入「フロー収入」と、所有する資産から生み出される「ストック収入」の2種類があります。資産家になるためには、この2つのうち「ストック収入」がカギであるといわれているのです。
そこでこの記事では、そもそも資産家とはどんな人のことを指すのか、そしてフロー収入とストック収入の違いは何なのかについて解説します。さらに、資産家になるためにお勧めの方法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
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1. 「お金持ち」「高所得者」「富裕層」「資産家」の違い
お金や資産をたくさん持っている人のことを指すとき、なんとなくのイメージで「資産家」「お金持ち」「高所得者」「富裕層」など、さまざまな言い方をしているのではないでしょうか。
まずは、それぞれ具体的にどのような違いがあるのかを見ていきましょう。
1.1 お金持ちとは
お金持ちには、明確な定義や基準はありません。次に説明する「高所得者」「富裕層」「資産家」などもすべて含み「お金をたくさん持っている人」という広い意味で使われることが多いようです。宝くじが高額当選した場合なども含まれます。
非常に曖昧な表現といえるでしょう。
1.2 高所得者とは
高所得者とは「所得金が高い人。収入が多い人」のことです。一般的には、給料や報酬といった労働によって得る収入額が多い人が「高所得者」と定義されています。
高所得者といわれる具体的な基準が決まっているわけではありません。しかし、おおよその目安として年収800万円~1,000万円以上の人を「高所得者」と呼ぶことが多いようです。
1.3 富裕層とは
富裕層とは「一定額以上の純金融資産を保有する人や世帯」を意味しています。純金融資産とは、現金や株式などの金融資産からローンなどの負債を差し引いたものです。一般的に、土地・建物などの不動産は資産に含まれません。
こちらも明確な定義はありませんが、保有する純金融資産が1億円を超える人・世帯を「富裕層」として扱うことが一般的です。
富裕層について、詳しくは富裕層になる方法とは?不動産投資を活用すれば夢ではない!?の記事を参考にしてください。
1.4 資産家とは
資産家は、辞書では「財産を多く所有する人」と定義されています。これは「お金持ち」とほぼ同じ定義です。では、資産家とお金持ちは何が違うのでしょうか。
単に「お金を持っている人」という広い意味を持つ「お金持ち」の中でも、現金・株式のような金融資産や不動産のような実物資産を多く保有し、それらを運用して大きく資産形成している人を「資産家」とするのが一般的です。
所得・収入が高く、現金など保有する金融資産が多い高所得者であれば、イコール資産家となります。一方、収入が高くても支出が多く、資産として保有する額が低い場合は、高所得者ではあっても資産家とはなりません。
そのほか、給料や報酬による収入が高い「高所得者」に対し、資産運用による収入が高い人を「資産家」と分ける考え方もあります。
また富裕層と資産家の違いは、資産に不動産が含まれるかどうかといえるでしょう。不動産収入が多い資産家の場合、富裕層には該当しない可能性があります。