4. ストック収入とは?

ストック収入とは、継続的に収入が積み上がっていくタイプの収益のことです。労働や売買といった対価を必要とせずとも、所有する資産から定期的に収入が得られるビジネスモデルであるため「不労所得」といわれます。

具体的な事例としては、以下のようなものがあります。

4.1 ストック収入のメリット

ストック収入のメリットは、自分が労働・対価を差し出さなくても収入が発生することです。万が一ケガや病気で働けなくなった場合でも、ストック収入であれば継続的に収入を受け取ることができます。

保険の役割を担うことができるといえるでしょう。

さらに、フロー収入とは違って収益がどんどん継続的に積み上がっていくことも、ストック収入の大きなメリットです。

例えば不動産投資の場合、2軒目3軒目と投資規模を拡大していけばどんどん収益が増え、利益を上乗せすることができます。

4.2 ストック収入のデメリット

ストック収入のデメリットは、働かなくても済むほどのストック収入を得るまでには時間と費用がかかることです。

例えば年間300万円のストック収入を得たい場合、年間利回り8%で運用すると仮定すると、3,750万円の資産を準備する必要があります。

また、ストック収入はフロー収入のように短期間で大きな収益を上げるのが難しいタイプの手法であるため、コツコツと長期的な目線で取り組まなければなりません。

その他、資産運用は価格の下落や元本割れなど資産価格が上下するリスクがある点にも注意しましょう。