【ひとりの老後に備えて】60歳代ひとり世帯の貯蓄はいくら?
今回は金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)」をもとに、最新の60歳代・ひとり世帯の貯蓄を確認しましょう。
60歳代ひとり世帯の貯蓄
- 平均:1388万円
- 中央値:300万円
- 貯蓄ゼロ:28.5%
- 貯蓄2000万円以上:23.7%
60歳代おひとりさまの平均貯蓄額は1388万円ですが、これは一部の富裕層の影響を受けます。
より実態に近い中央値は300万円と、1000万円以上もの開きがありました。これだけ個人差が大きいということでしょう。
一般的な年金受給開始年齢は65歳からです。年金生活がスタートする60歳代で貯蓄が300万円となると、心もとないところでしょう。
【ひとりの老後に備えて】70歳代ひとり世帯の貯蓄はいくら?
では、70歳代の貯蓄も確認しましょう。
70歳代ひとり世帯の貯蓄
- 平均:1433万円
- 中央値:485万円
- 貯蓄ゼロ:28.3%
- 貯蓄2000万円以上:24.3%
70歳代のほうが平均や中央値が上がりました。
これは世代による差や、また70歳代になると配偶者との別れによりひとりになる方も出てくることも影響していると考えられます。
ただ、貯蓄ゼロの割合は60~70歳代ともにほぼ同じで約3割です。