厚生年金の「高額受給者」30万円超の強者も!現役時代の年収を試算
厚生年金の計算方法を確認
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2023年度の年金額が公表されました。
標準的な夫婦の場合、2人分の合計は22万4482円です。
しかし、中には1人で30万円以上の厚生年金(国民年金を含む)を受給している強者もいるのです。
その割合を確認するとともに、どのくらいの年収だったのかを試算してみましょう。
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1. そもそも年金の仕組みとは
日本の公的年金制度は「2階建て」と呼ばれています。
1階部分にあたる国民年金には、日本に住む20歳から60歳までのすべての人に加入が義務づけられています。
一方、2階にあたる「厚生年金」には、主に公務員や会社員が国民年金に上乗せして加入します。
公的年金は上記の2種類です。
こちらに加え、企業年金や私的年金などで独自に年金を受け取っている方もいますが、今回は厚生年金(国民年金を含む)だけで月額30万円を超える人の割合を見てみます。
厚生年金を30万円以上受け取っている高額受給者はどれくらいいるのでしょうか。厚生労働省の最新データから見ていきましょう。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
京都教育大学卒業。くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部で、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
はたらく世代のお金の診断・相談サービスを行うマネイロでは、「【計算例付】厚生年金保険料はどのように決まる?ケース別算出方法や受給額を解説」など、お金や年金制度にまつわる記事を発信中。京都府出身。(2024年3月18日更新)