3. 65歳以上・リタイア世帯の貯蓄はいくら?

では、65歳以上のリタイア世帯の貯蓄実態を見ていきます。

世帯主が65歳以上・リタイア世帯(二人以上の世帯)の2016年から2021年までの貯蓄推移は以下のとおりです。

出所:総務省統計局 「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2020年(令和2年)平均結果-(二人以上の世帯) Ⅲ 世帯属性別にみた貯蓄・負債の状況」

3.1 65歳以上・リタイア世帯(二人以上の世帯)の貯蓄現在高の推移

  • 2016年:2350万円
  • 2017年:2337万円
  • 2018年:2233万円
  • 2019年:2218万円
  • 2020年:2292万円
  • 2021年:2342万円

3.2 2021年の貯蓄の内訳

  • 通貨性預貯金:623万円(26.6%)
  • 定期性預貯金:924万円(39.5%)
  • 生命保険など:403万円(17.2%)
  • 有価証券:388万円(16.6%)
  • 金融機関外:4万円(0.2%)


預貯金が約65%を占めていて、株式などの有価証券はわずか16.6%となっています。また、上記のデータは平均値です。

世帯主が65歳以上の世帯の場合、貯蓄保有世帯の中央値は1588万円となっています。