資産運用をシミュレーション
たとえば2000万円の資産を、毎月10万円ずつ取り崩して使う場合、資産運用をやめて取り崩しをスタートすると、81歳で使い切ることになります。
しかし、仮に年3%の利回りで運用しながら取り崩しをスタートすると、同じ元本を使い切る時期は、87歳まで延びます。この場合、資産寿命は6年延びることになり、毎月の取り崩しの額を減らせば、さらに使える期間を延ばすことも可能となります。
資産寿命を延ばすため、取り崩しの期間における資産運用では、リスクを取り過ぎないことに意識を向ける必要があります。
若いうちは、成長が見込める株式中心でポートフォリオを組んでも問題ありませんが、取り崩しの期間は、できるだけ資産を減らさないことが重要です。
債券を中心にポートフォリオを組むなど、できるだけリスクを抑えることをおすすめします。