首都圏の私立大学進学者への仕送り
30年以上にわたり行われている「私立大学新入生の家計負担調査」から、仕送り額は過去に比べると低空飛行が続いていることも分かっています。
一般的に、新生活や教科書代などで仕送り額は入学直後の4月5月に多くなり、6月からは一旦落ち着きます。
5月と6月以降の仕送り額の推移を比較してみると、30年以上前と比べて明らかに減少しています。
5月の仕送り額
- 1986年度 11万2400円
- 1995年度 15万1200円
- 2000年度 14万5100円
- 2005年度 12万4100円
- 2010年度 10万8600円
- 2015年度 10万1800円
- 2018年度 9万9700円
- 2021年度 9万6100円
6月以降の仕送りの平均額
- 1986年度 10万3000円
- 1994年度 12万4900円
- 2000年度 11万9300円
- 2005年度 10万1400円
- 2010年度 9万1600円
- 2015年度 8万5700円
- 2018年度 8万3100円
- 2021年度 8万6200円
どちらもピークは1990年代半ば、減少したのが2000年代に入ってからです。
ピーク時と比べると3割近くも減少しています。
そして、この動きは首都圏のみの話ではありません。