アルバイトでカバーも限界がある
上がらない給料、そして物価上昇や光熱費の値上がりと仕送りする側もやり繰りをしても、思うような金額を渡せない状況が続いています。
アルバイトで生活費や学費をカバーしようにも、フルで働いてしまえば学業に支障をきたします。
奨学金制度を利用することも検討すべきですが、日本では返済無用の奨学金は限られており、社会人になってから返済するのが一般的です。
仕事を始めてから一定の金額を返済する仕組みになっており、筆者も経験者の一人ですが思いのほか負担がかかります。
申請する際は、社会人になってからの返済パターンもしっかり確認するようにしてください。
大学進学は本来は祝うべきことです。
しかし、自宅外通学の場合は自宅通学以上にお金がかかります。
親子でどのくらいかかるかシミュレーションをし、仕送り額やアルバイトでどのくらい稼ぐ必要があるか話し合いを重ねましょう。
参考資料
- 東京私大教連「私立大学新入生の家計負担調査」
- 東京私大教連「私立大学新入生の家計負担調査」
- 日本政策金融公庫「教育費負担の実態調査結果」(2000年度)
- 日本政策金融公庫「教育費負担の実態調査結果」(2021年度)
- 文部科学省「国立大学と私立大学の授業料等の推移」
中山 まち子