2. 厚生年金の平均受給額は月約14万円
冒頭でも触れたように、厚生年金の手取り額は現役時代の所得や厚生年金保険の加入期間などによって個人ごとに異なります。しかし、目安として平均額を知りたい方もいるでしょう。
厚生労働省の「厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、令和3年度の受給者の平均年金受給額は14万5665円でした。年額にすると約175万円です。
約175万円がそのまま受給できれば良いですが、条件に該当する場合、介護保険料や国民健康保険料、後期高齢者医療保険料、住民税、所得税が天引きされます。
では、保険料や税金が天引きされて、最終的に手取りはいくらになるのか、次章で具体的に計算していきましょう。