4. まとめにかえて

厚生年金の平均受給額は、令和3年度において月額約14万6000円で、年額に計算すると約175万円です。

しかし、この金額が満額もらえるわけではなく、介護保険や国民健康保険料、後期高齢者医療保険料、住民税、所得税などが天引きされます。

天引きされた分手取り金額が減ってしまうため、老後の生活費を準備する際には、天引きされる金額の目安を知り、その分をプラスして準備しておくと安心でしょう。

なお、配偶者控除や社会保険料控除、医療費控除などをもれなく控除することで税金を安くできる可能性もあるため、忘れずに控除を活用しましょう。

参考資料

木内 菜穂子