5. 定年までにどれだけ資産を増やせるか

ここまで、40歳代~50歳代の貯蓄事情や資産を増やすコツについて考察しました。

一般的には年齢を重ねるごとに、家庭の資産は増える傾向ですが、参考資料によると40歳代~50歳代ともに金融資産が100万円を切る世帯が3割も確認できました。

定年後も働く方も増えていますが、60歳以降は収入が下がることが予想されます。そのため、定年までにどれだけ資産を増やすかが老後の生活に影響します。

資産は短時間では作れないため、なるべく早いうちから準備を行う必要があります。例えば、「iDeCo」や「つみたてNISA」など少額からコツコツ積み立てる制度を取り入れるのも良いでしょう。

また、資産運用の際には健康リスクが見落とされがちです。安心して老後が迎えられよう、投資と保障のバランスを取っていただき、しっかりと備えたいですね。

参考資料

荻野 樹