病気や怪我で入院・手術をすると、思わぬ出費になることもあります。

そんな場面を支えるのが、医療保険。誰もが必ず加入する公的な医療保険に加え、それぞれが必要に応じて加入する民間の医療保険もあります。

しかし、避けて通れないのが「持病」との兼ね合いです。民間の医療保険の場合、例え軽度な持病や既往歴であっても、加入できないケースがあるのです。

調査により、持病がある人の6割が「保険を断られると思っていなかった」と回答したことがわかりました。

詳しく見ていきましょう。

持病がある人の6割「保険を断られると思っていなかった」

チューリッヒ生命が2023年2月3日に公表した調査によると、持病がある人の62.8%が通常の医療保険に「断られるとは思っていなかった」と回答しています。

出所:チューリッヒ生命「持病があっても入りやすい「引受基準緩和型医療保険」に関する実態調査」

年代別に見ると、年代が上がるほどにこの傾向が強くなることがわかります。

  • 30代:56.9%
  • 40代:57.8%
  • 50代:57.4%
  • 60代:62.8%
  • 70代:68.5%

また、通常の医療保険を断られた方のうち、約半数の55.5%は、他に入れそうな保険を探したようです。

出所:チューリッヒ生命「持病があっても入りやすい「引受基準緩和型医療保険」に関する実態調査」

一方で、42.4%もの方が「保険に入ることをあきらめた、何もしていない」と回答しています。

医療保険の加入自体をあきらめた人も多くいたことが明らかになりました。