貯蓄ゼロで迎える老後生活を楽しく過ごすには
日々の生活による充足感は、多くの資産を持つだけで事足りるのでしょうか。
老後の資産が少なくても健やかな生活を送るにはどうするべきか、というテーマについて以下に紹介します。
心身ともに健康を維持して仕事を続ける
60歳や65歳以降を老後生活とする考え方を、切り替える必要があります。昔の世代に比べて最近の60代は元気になりました。
今後は健康寿命の延伸と少子高齢化社会によって、働く期間はより増えるでしょう。高齢者が労働力として必要とされる可能性も高まります。
したがって、老後の生活資金の心配も必要ですが、同様に労働できる強い体とメンタルも必要です。
労働は社会の中に自分の居場所を見つける意義もあります。健康な体と健やかな気持ちを持ち続けていれば、資産は少なくとも楽しく老後生活を過ごせるかもしれません。
収入と支出の見直し
お金の心配ばかりしてしまう原因として、収入と支出のバランスが取れていないことが挙げられます。
老後を少ない資金で迎える場合は、余計なお金の心配を排除しなければいけません。
定期的に収入と支出を見直して、余計な支出を削減しましょう。
最近では、低コストで楽しめる娯楽やサービスが増えているため、多少お金を使わない生活をしても文化レベルが著しく低下することはありません。
メインとなる仕事の他に、ちょっとした副業を掛け持ちして収入の分散を行うことも有効です。
スキルの拡充やアップデートは老後生活の支えとなる可能性もあります。
遅めの資産運用でも有効
資産運用は20代か30代からスタートする長期運用のイメージを持つ人が多いですが、60代からスタートしても一定の資産形成は可能です。
例えば月の積み立て金額3万円として、年利回り1%の運用商品へ10年間投資すると、最終積立金は378万4496円になります。
労働しつつ老後生活を送ることを前提に考えると、収入の一部を積み立てへ回す考え方も選択肢の一つです。