3. 夫婦の形態ごとの年金目安

ここまでの内容をもとに、夫婦が受け取る平均的な年金をシミュレーションしてみます。

  • 夫婦とも厚生年金:26万8066円(夫:16万3380円+妻:10万4686円)
  • 夫が厚生年金+妻が国民年金:21万7726円(夫:16万3380円+妻:5万4346円)
  • 夫が国民年金+妻が厚生年金:16万3699円(夫:5万9013円+妻:10万4686円)
  • 夫婦ともに国民年金:11万3359円(夫:5万9013円+妻:5万4346円)

例えば自営業の夫と会社員の妻という場合、平均的な年金であれば2人で16万3699円。男女逆のパターンより少ないことになります。

ただし、女性の年金額が少ないのは、結婚や出産により退職することで、厚生年金の加入期間が圧倒的に短いことが一因となります。

現在では働く女性も増えたことにより、状況は刻々と変化しているでしょう。