2023年がはじまり、新たに株式投資を検討される方もいると思います。
リスクがつきものな株式投資ですが、配当や優待に着目される方も多いでしょう。
今回は高配当株といわれる海運大手「商船三井(9104)」と「日本郵船(9101)」の株価や配当金、株主優待、また魅力やリスクをみていきます。
※記事中で記載の株価は全て終値となっています。
※株式分割の影響は全て遡及修正して株価を調整しています。
【注目記事】JTの株を1年前に買った人の「リアルな儲け」はいくらか【株主優待・配当金・株価】(2022年12月第3週)
1. 商船三井の株価や配当金、株主優待とは
まずは商船三井について、2022年1月18日時点の株価や指標、配当、株主優待について確認しましょう。
1.1 商船三井(9104)の株価や指標(2022年1月18日時点)
- 株価:3280円(調整後終値)
- 配当利回り(会社予想):16.77%
- PER(会社予想):(連)1.50倍
- PBR(実績):(連)0.64倍
1.2 商船三井(9104)の配当金(2023年3月期)
- 中間配当:300円
- 期末配当:250円(予想)
1.3 商船三井の株主優待
商船三井は「毎年3月31日現在及び9月30日現在」100株以上所有する株主に、下記のような優待を提供しています。
- 客船「にっぽん丸」で実施する一般募集のクルーズご優待を1クルーズお一人様2枚まで提供。
- フェリーサービス「さんふらわあ」のフェリーサービスで利用できる共通クーポン券を提供(9月期のみ)。
いずれも保有する株数に応じて送付枚数が変わります。
2. 日本郵船の株価や配当金、株主優待とは
次に、日本郵船について確認しましょう。
2.1 日本郵船の株価や指標(2022年1月18日時点)
- 株価3069円(調整後終値)
- 配当利回り(会社予想):16.42%
- PER(会社予想):(連)1.53倍
- PBR(実績):(連)0.65倍
2.2 日本郵船の配当金(2023年3月期)
- 中間配当:1050円
- 期末配当:160円※(予想)
※日本郵船は2022年10月1日付で普通株式1株につき3株の割合で株式分割を行っています。株式分割を考慮しない場合の期末配当金は480円00銭、年間配当金は1530円00銭です。
2.3 日本郵船の株主優待
日本郵船は決算期(3月31日)現在、100株以上保有する方に向けて、飛鳥クルーズの優待割引券を提供しています。
株数に応じて、「決算期後の7月1日より翌年9月30日までのクルーズ」で「優待割引券1枚につき1クルーズ1名様10%の割引」が利用できます。
3. 商船三井と日本郵船の株式、その魅力とリスクとは
商船三井と日本郵船の株式の魅力としては、配当利回りの高さが挙げられるでしょう。
2023年1月中旬時点で両社とも配当利回り(会社予想)16%を超えており、配当の高さに魅力を感じる方は多いと思います。
この一因として、主力事業の一つであるコンテナ船運賃の高騰が挙げられます。
コンテナ船運賃は英バルチック海運取引所が発表する、外航不定期船の運賃指数である「バルチック海運指数」を確認すると、2021年に入り高騰しているのがわかります。
それに伴い、商船三井や日本郵船の株価も上がっているのがわかります。
商船三井の「2023年3月期第一四半期決算短信」によれば、持分法適用会社であるONE社でスポット賃率が大幅に上回り、これまでの運賃の高値推移を反映した長期契約も損益を押し上げ、前年同期比で大幅な増益となったと公表されています。
しかし、バルチック海運指数は2022年夏以降下落しており、商船三井と日本郵船ともに株価が一時下落した後、それ以降はもみ合いの状態が続いています。
日本郵船「2023年3月期 第2四半期決算短信」によれば、定期船事業のコンテナ船部門について通期では高水準の利益を維持する見込みなものの、上期半ばからスポット運賃が下落しONE社の事業環境が変わりつつあり、下期も輸送需要の減退による運賃市況の下落の継続を想定するとしています。
「海運バブル」とも言われたように、運賃は一時高騰したものの下落しているため、今後は業績の悪化や減配といったリスクも考えておきましょう。
4. 商船三井と日本郵船のこれまでの業績は
もともと海運業は景気に左右されやすく、ハイリスクな事業と言われています。
最後に両社の売上高と営業利益を確認しましょう。
上記を見ても分かる通り、業績が読みにくいという特徴も抱えています。
株式投資の際は配当や株主優待だけでなく、業界の特徴や業績、世界情勢などを確認して総合的に検討しましょう。
参考資料
- 株式会社商船三井「2023年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結) 」
- 株式会社商船三井「株主優待制度」
- 日本郵船株式会社「2023年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」
- The Baltic Exchange 「Market Information」
- 株式会社商船三井「配当方針・実績」
- 日本郵船株式会社「業績ハイライト」





