「人生100年時代」長生きの時代に突入していますが、同時に世帯構造にも変化が見られます。「2021(令和3)年 国民生活基礎調査の概況」によると、1986年から2021年の間で、「三世代世帯」は減少し「単独世帯」が増加中。

1986年には全体の44.8%、まさに半数を占めていためていた「三世代世帯」の割合は、2021年には9.3%まで低下しています。一方、1986年に13.1%だった「単独世帯」の割合は28.8%にまで上がっているのです。

いわゆる「おひとりさまシニア」の世帯も増加中。健康面で不安を感じることも増えるシニア世代、とりわけ一人老後を安心して過ごすためには、お金の面で不安を抱えることは極力避けたいものですね。

今回は、増加傾向の「おひとりさまシニア」のお金事情を深掘りします。ひと月の収入や生活費などを公的資料をもとに見ていきたいと思います。

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