2. 65歳以降・リタイア世帯の平均貯蓄額はいくらか?

つづいて、65歳以上世帯の「リタイア世帯」に絞って貯蓄額を確認してみましょう。

先ほどの「家計調査報告」より、65歳以上「無職世帯」の貯蓄額や金融資産の内訳、生活費に関するデータを確認していきます。

出所:総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2021年(令和3年)平均結果-(二人以上の世帯)」

2016年以降では、2021年の貯蓄現在高2342万円が最も多い結果に。

この2342万円の内訳は、通貨性預貯金と定期性預貯金が全体の7割弱を占めます。2016年から見ても概ね7割弱で推移していますね。

これらの預貯金生命保険や有価証券などが続いていますが、金融資産の多くが預金に集中しているのが、65歳以上・リタイヤ世帯の特徴です。