1. 60歳代の貯蓄格差を【円グラフ】で見る

今回は金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和3年)各種分類別データ」を参考に、60歳代の二人以上世帯の貯蓄額を確認していきましょう。

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]令和3年調査結果」をもとにLIMO 編集部作成

1.1 60歳代・二人以上世帯の金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)

  • 平均:2427万円
  • 中央値:810万円

60歳代の貯蓄平均は2427万円にもなりましたが、中央値は810万円と1600万円ほど差が広がっています。

上記の平均2427万円は一部の大きな数字に引っ張られている傾向があるため、より実態に近い中央値を参考にしていきましょう。

上記の円グラフを見ると、金融資産保有額2000万円以上の金額を32.4%の方が保有していますが、100万円未満は25.4%と同世代でもここまで大きな差が開いているのが現状です。

では、一人暮らしの世帯はどうでしょう。