目指しやすいのは貯蓄1000万円
国税庁の令和3年分民間給与実態統計調査によると、1年を通じて勤務した給与所得者の1人当たりの平均給与は443万円となっています。
全体でみると年収「1000万円超 1500万円以下」の割合は3.5%という少なさです。
一方で、総務省の家計調査によると、2人以上の世帯における、2021年の平均の1世帯当たり貯蓄現在高は1880万円となっています。
日本人の平均給与は1000万円にはほど遠いですが、平均貯蓄は1000万円を超えており、この数字を見ると、年収1000万円を目指すよりは、貯蓄1000万円の方が達成しやすいと感じるかもしれません。
実際のところ、年収を一気に上げるには、自分の市場価値を高めるためにスキルアップをしたり、労働時間を増やしたりと、それなりの努力をしなければならないケースが多いでしょう。
一方、貯蓄1000万円は、年収が少ない人でも、時間さえかければ必ず達成することが可能です。年収1000万円よりも貯蓄1000万円の方が、多くの方が目指せるという点においてより達成しやすいと言えます。