「年収1000万円vs貯蓄1000万円」目指すならどちらか。達成しやすいのは？

貯蓄1000万円を達成する方法

次に、貯蓄1000万円を目指す方法を考えます。

先ほどご紹介したとおり、転職や副業、妻の復職で世帯年収をアップすることができれば、貯蓄1000万円はより早く実現することができるでしょう。

しかし、中にはいくら年収がアップしても、なかなかお金を貯めることができないという方もいます。お金があればあるだけ使ってしまうという、いわゆる「高収入の貯蓄ゼロ世帯」です。

このような状況を避けるためには、しっかりとマネープランを立てることが何より大切です。

計画的にお金を貯める仕組み作りさえできていれば、たとえ年収が少なくても、確実に貯金1000万円は達成することができます。

たとえば、毎月10万円ずつ先取り貯金を行うという計画を立てたとしましょう。1年間で120万円、約9～10年で貯蓄1000万円が達成可能です。

さらに、資産運用によって貯蓄1000万円を早く達成することができます。

積立投資には「複利の効果」というものがあり、投資による利益を再投資することで、雪だるま式にお金が増えていくという法則があります。

たとえば、毎月10万円の先取り貯金したお金について、5%で積立投資をした場合、約7年で総資産1000万円を達成できます。ただ貯金をするよりも、資産運用を行った方が2年間も時間を短縮できる可能性があります。

もちろん、投資なので損をする可能性もあります。家計全体を見て貯蓄の一部を資産運用に回すなどの工夫をしながら、貯蓄1000万円を目指してみましょう。