2. 水回りトラブルの修理費用は誰が負担する?

水回りのトラブルで修理が必要になった場合、誰が費用を負担するのか気になる方は多いのではないでしょうか?

結論から言うと、水回りトラブルが起こった原因によって費用を負担する人が変わります。

入居者自身の故意・過失が原因の場合は、入居者が修理費用を負担することになるのが一般的です。

たとえば、お風呂で水を出しっぱなしにしたことによる水漏れや、洗濯機の設置の仕方が悪くホースが外れて水漏れしてしまったケース、わざとコンセントに水をかけて漏電させたケースなど。

このような水回りトラブルを防ぐためには、蛇口の締め忘れや水回り設備の設置の仕方などに日頃から注意しましょう。定期的に水回りの掃除をしておくことも大切です。

経年劣化が原因の故障であれば、修理費用は貸主が負担することになります。

ただし、水回りのトラブルを放置したことにより状況が悪化したり、階下など他の入居者まで被害を拡大させてしまったりした場合は、入居者に修理費の負担を求められる可能性があるので注意しましょう。

早めに管理会社や貸主に連絡して判断を仰ぐことが大切です。

なお、入居者側に原因がある場合で階下など他の住人に被害を与えてしまった場合、火災保険などに個人賠償責任保険が付帯されていれば補償の対象となる可能性があります。

水漏れにより被害を受けた家具なども火災保険の補償を受けられる可能性があるため、加入している火災保険の補償範囲や特約の内容についても確認しておきましょう。

保険金を請求できる期間が定められているため、火災保険を申請する場合は早めに手続きを行ってください。