3. 悪質な「水回り詐欺」に注意

悪質な水道工事会社による「水回り詐欺」と呼ばれるトラブルが多発しています。

たとえば、トイレの詰まりで呼んだ水道工事会社が架空の修理工事を内訳に追加して数十万円を請求するケースなど。

「はやく直してもらいたい」と気持ちが先走るあまり、業者をよく調べずに依頼してしまうケースは少なくありません。

悪質な水回り詐欺にあわないためには入居者自身で業者を手配するのではなく、まずは管理会社や貸主に連絡することが大切です。修理が必要であれば、管理会社や貸主から水道工事会社を手配してもらいましょう。

入居者自身で水道工事会社に連絡しなければならない場合は、悪質な業者ではないか確認することが大切です。

特に料金が極端に安すぎる会社や会社名や所在地が不明の会社などには注意が必要です。

インターネットで検索して上位に出てくる広告から安易に決めるのではなく、実在する会社であるか等をきちんと確認しましょう。ご自身で探すことに不安を感じる場合は、お住まいの自治体にある水道局にも相談してみてください。

また、依頼した水道工事会社がお部屋に来た際には、会社名や担当者名、今回の修理内容などを確認してみましょう。

こちらが尋ねても会社名を名乗らない場合や、修理内容の説明がなく見積もりももらえない場合は注意しましょう。

あとから高額な請求をされたり、修理後に連絡を取りたくても音信不通にされたりするケースがあるからです。不審に感じる点があればその業者には依頼せず、別の業者を検討してみてください。