つみたてNISAでアクティブファンドへ投資できるのか

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金融庁が選定したファンドの運用方針にも見られるように、つみたてNISAは長期間運用することを前提に制度設計されています。

つみたてNISAでアクティブファンドへ投資できるんだろうか、と考える人もいるかもしれませんが、積極的に収益を狙うタイプのアクティブファンドは信託報酬が割高のため、ほとんどが金融庁の選定条件を満たしていません。

したがって、つみたてNISAで運用できるファンドは、インデックスファンドとバランスファンドが中心となります。

インデックスファンドとアクティブファンドを併用する運用スタイル

つみたてNISAは、ほとんどの投資先がインデックスファンドやバランスファンド、一部のETFに限定されています。

したがって、資産形成を目的とする運用においては、インデックスファンドのような低リスク運用と、アクティブファンドや個別株式のようなややリスクが高い運用商品と、切り分けて考えたほうが良いでしょう。

例えば、インデックスファンドにて自動的なつみたて投資を行い、ポートフォリオのベースを作る一方で、つみたて投資資金とは別に投資資金を確保し、アクティブファンドや株式へ投資します。

その結果、配当や分配金、譲渡益が出たら、つみたて投資資金を追加して全体の投資資金を拡充する、というハイブリッド型の運用スタイルも考えられます。