3. 公務員の退職金はいくらか
参考までに、公務員の退職金の水準も見ていきましょう。
内閣官房「退職手当の支給状況」(2021年度)によると、公務員の退職金は次のとおりでした。
3.1 国家公務員の常勤職員
- 定年: 2106万4000円(受給者数:1万2934人)
- 応募認定:2540万7000円(受給者数:1654人)
- 自己都合: 274万2000円(受給者数:8820人)
- その他:199万6000円(受給者数:1万494人)
※「その他」には、任期制自衛官等の任期終了(常勤職員)や死亡等による退職が含まれています。
※「応募認定退職者」は早期退職募集制度により退職した人のことです。
3.2 うち行政職俸給表(一)適用者の退職金
- 定年:2122万7000円(受給者数:3884人)
- 応募認定:2279万1000円(受給者数:820人)
- 自己都合:364万4000円(受給者数:1617人)
- その他:230万円(受給者数:1312人)
定年退職であれば、いずれも退職金が2000万円を超えるとわかります。公務員がうらやましいと言われるのは、こうした退職金も一因になっていると考えられます。