2022年12月29日、大井競馬場では今年最後のG1「東京大賞典」(2000m)が行われます。
昨年は69億5320万8900円の売上げを記録しており、地方競馬の中で一番売上げの高いレースとなっております。
今回は、過去10年間の優勝馬を振り返るとともに、払戻し金額の平均を紹介していきます。
※写真は、【写真3枚】をご参照ください
G1「東京大賞典」過去10年の優勝馬
1/3
出所:地方競馬情報サイトを参考に筆者作成
まずは地方競馬情報サイトが公開しているデータをもとに、過去10年間の優勝馬を振り返っていくと、すべてJRA所属馬が制していることが分かります。
地方所属馬は過去10年で0勝と厳しい戦いが続いていますが、2019年には2、3着。2020年には2着に入っており、JRA所属馬との差は徐々に埋まってきたと言えます。
また、2018年からオメガパフュームが4連覇していましたが、引退をしたため、今年は絶対王者不在の「東京大賞典」となりました。
G1「東京大賞典」優勝馬の前走条件を振り返る
2/3
出所:地方競馬情報サイトを参考に筆者作成
次に優勝馬の前走条件を見てみます。
2012年から2019年までは、8年連続で12月1週目に行われる※チャンピオンズカップ(G1)に出走し、6着以内に入っている馬が東京大賞典を制しています。
とくに注目したいのは、2013年から2連覇のホッコータルマエや、2018年から4連覇のオメガパフュームなど、大井競馬場とのコース相性が良い馬が強いレースと言えるのではないでしょうか。
前述の2頭は、6月に同じ条件(大井2000m)で行われるG1「帝王賞」も勝利しています。
※「ジャパンカップダート」は、「チャンピオンズカップ」の前身レース
G1「東京大賞典」過去10年の払戻し金額
3/3
出所:地方競馬情報サイトを参考に筆者作成
続いて過去10年の払戻し金額と平均額を見てみます。
力上位のJRA所属馬が3着までを独占するケースが多いため、3連単以外の万馬券は出ていません。
3連単は、地方所属馬が2、3着に入った2019年の38690円が一番高い配当。平均を見ると、9680円で1万円を切っています。
馬単、3連複では万馬券が出ておらず、毎年のように堅い決着となっていることが分かります。
G1「東京大賞典」の傾向と対策
これらの条件から、「東京大賞典」の傾向は以下の通りになります。
- JRA所属馬が10年連続で勝利
- コースの相性が大事なレース(ホッコータルマエは2連覇、オメガパフュームは4連覇)
- 前走「チャンピオンズカップ」の馬が8勝
- 前走は、勝利していなくても巻き返しは可能
- JRA所属馬が上位を独占しているため、すべての券種で高配当になるケースは少ない
- 地方所属馬は2着2回、3着2回(過去10年)
- 近3年は、地方所属馬の好走も
【地方競馬】地元勢が意地を見せるのか…
いかがだったでしょうか。
「東京大賞典」の傾向について紹介しました。
今年は、12月のチャンピオンズカップを制したジュンライトボルト、2着のクラウンプライド、3着のハピ。JBCクラシック馬のテーオーケインズといった、JRA所属の有力馬が出走しないため、地方馬にもチャンスがあるかもしれません。
JRA所属馬が連勝を伸ばすのか、地方所属馬が意地を見せるのか、レース本番が楽しみですね。
参考資料
小野田 裕太
