1. つみたてNISAとは?
つみたてNISAとは、少額の長期・積立・分散投資を支援してくれる非課税制度です。
日本に住んでいる20歳以上の方が対象であり、つみたてNISAと一般NISAのうちどちらか一方を選択して利用できます。
つみたてNISAの大きなメリットの1つは、毎年40万円を上限として非課税期間が最長20年間も設けられている点です。この20年間は分配金と譲渡益に対して税金が課されません。
ただし、現行のNISAは「つみたてNISA」と「一般NISA」のどちらかを選択しなければなりません。
あらかじめ自分がどちらを選択するべきか答えを出しておくことが大切です。
1.1 つみたてNISAをおすすめしない人1.まとまった利益を短期間で出したい人
ここからはつみたてNISAをおすすめしない人の特徴を紹介します。以下の3つに当てはまる人はつみたてNISAよりも一般NISAが向いているでしょう。
- まとまった利益を短期間で出したい人
- 積極的に貯蓄ではなく投資に注力したい人
- 株式投資したい人
一つずつ見ていきましょう。
まず短期間でまとまった利益を期待する場合、つみたてNISAより一般NISAがおすすめです。
つみたてNISAは基本的に、長期投資を前提としているからです。実際に金融庁の「つみたてNISAの概要」を見てみると、「投資対象商品」は「長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託」のみとなっています。
つみたてNISAはその名のとおり、少額をコツコツ積み立てていくことで資産形成を目指す方法です。したがって、投資対象は長期的な投資に向いているとされる投資信託や一部のETFに限定されています。
一方、一般NISAは国内外の株式やREIT(不動産投資信託)なども投資対象です。
短期間での利益であれば一般NISAが向いているでしょう。