1. 日本の平均年収は443万円
国税庁の資料によると、平均年収は前年度の433万円から10万円アップして443万円となりました。
令和2年からはアップしていますが、平均年収のピークは平成9年(1997年)の467万円でした。
増減を繰り返していますが、長い目でみればこの30年はほぼ成長していません。
では、そんな平均年収である443万円を稼いでいる人の場合、厚生年金の受給額はいくらになるのでしょうか。
日本年金機構によると、2022年度における「標準的な夫婦」が受け取る年金は月額21万9593円です。
標準的な年収の人=標準的な夫婦となり、約22万円の年金を受け取れるようにみえますが、そうとも言えません。次の章で具体的にシミュレーションしてみましょう。