実は厳しい?30~40歳代の平均貯蓄額はいくらか
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和3年)各種分類別データ」によると、30~40歳代の二人以上世帯の貯蓄は以下の通り。
30歳代・二人以上世帯の金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)
- 平均:752万円
- 中央値:238万円
40歳代・二人以上世帯の金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)
- 平均:916万円
- 中央値:300万円
注意したいのは、平均は一部の富裕層に影響を受けやすいため、より実態に近いのは中央値であるという点。
30歳代では238万円、40歳代では300万円が中央値でした。円グラフをみると、貯蓄ゼロも30歳代で22.7%、40歳代で24.8%います。
平均年収がなかなか上がらないと言われる日本ですが、特に今年は物価高が相次ぎました。
30~40歳代は「住宅ローン・教育費・老後資金」の人生三大支出を捻出する必要がありますが、貯蓄分布を見ると難しいご家庭も多い印象です。
このような実態についても、今の育児世帯の親世代は知っておくといいかもしれません。