2022年12月28日を仕事納めとし、年末年始は帰省される方も多いのではないでしょうか。
久しぶりの実家・義実家への帰省を楽しみにする人がいる一方で、「本当は帰省したくない…」と思う方もいるでしょう。
厚生労働省によれば、2021年は共働き世帯が1247万世帯、専業主婦世帯は566万世帯となっており、共働き世帯が主流となっています。
1/6
出所:厚生労働省「令和4年版厚生労働白書-社会保障を支える人材の確保-(本文)」(2022年9月16日公表)
毎日仕事に家事育児に忙しい日々を過ごしていると、「年末年始くらいリラックスしてゆっくり過ごしたい」と思うもの。
とはいえ、義実家への帰省となると常に気を張り、特に女性は台所仕事や育児に立ち回る方もまだ多く、「帰省ブルー」になってしまう方も多いですよね。
帰省ブルーになるのはそういった気疲れや休めない部分だけでなく、金銭的な事情もあるようです。
年末年始の旅行や帰省費用、平均は3万5400円
株式会社インテージが全国の15歳から79歳の男女(2583人)を対象に行なった「年末・年始の旅行や帰省」調査によると、今年の年末年始は自分の実家へ帰省する人が12.5%、義実家への帰省が6.2%、国内旅行(1~2泊)が5.5%でした。
2/6
出所:株式会社インテージ「年末・年始の旅行や帰省」調査
その予算をみると、平均で3万5400円。男女別にみると女性が多く3万8048円です。
3/6
出所:株式会社インテージ「年末・年始の旅行や帰省」調査
旅行や帰省の交通手段をみると自動車が圧倒的に多く57.4%、次に電車(新幹線や新幹線以外の急行電車、新幹線・急行以外を含む)が36.3%でした。
4/6
出所:株式会社インテージ「年末・年始の旅行や帰省」調査
実際には個人差がありますが、特に遠方に住んでいれば、夫婦と子どもたちの新幹線や飛行機代だけでもかなり高額となるご家庭も。
交通費やガソリン代、食費等がかかり、またお土産代やお年玉も合わせるとかなりまとまった出費になりますよね。
年に一度と考えれば嬉しい出費な面もある一方で、正直お財布が痛い…というご家庭もあるでしょう。
実は厳しい?30~40歳代の平均貯蓄額はいくらか
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和3年)各種分類別データ」によると、30~40歳代の二人以上世帯の貯蓄は以下の通り。
5/6
出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和3年)各種分類別データ」をもとにLIMO編集部作成
30歳代・二人以上世帯の金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)
- 平均:752万円
- 中央値:238万円
6/6
出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和3年)各種分類別データ」をもとにLIMO編集部作成
40歳代・二人以上世帯の金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)
- 平均:916万円
- 中央値:300万円
注意したいのは、平均は一部の富裕層に影響を受けやすいため、より実態に近いのは中央値であるという点。
30歳代では238万円、40歳代では300万円が中央値でした。円グラフをみると、貯蓄ゼロも30歳代で22.7%、40歳代で24.8%います。
平均年収がなかなか上がらないと言われる日本ですが、特に今年は物価高が相次ぎました。
30~40歳代は「住宅ローン・教育費・老後資金」の人生三大支出を捻出する必要がありますが、貯蓄分布を見ると難しいご家庭も多い印象です。
このような実態についても、今の育児世帯の親世代は知っておくといいかもしれません。
誰にとっても心地よい年末年始を
今回は30~40歳代のお金事情もあわせて見てきましたが、年末年始は誰にとっても心地よい時間を過ごせる時間でありたいですよね。
昔と違い、オンライン帰省や父子帰省、また滞在場所や滞在時間を調整するなど、さまざまな方法があります。
誰かひとりが我慢することのないよう、心地よい休暇の過ごし方を家族で話し合ってみるといいでしょう。
参考資料
- 厚生労働省「令和4年版厚生労働白書」
- PRTIMES「インテージ、「年末・年始の旅行や帰省」に関する予定を調査」
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査(令和3年)各種分類別データ]」
宮野 茉莉子
