「2023年こそ資産運用を始めて、お金を増やしていきたい」と考えている人はいませんか。
そんな方は、税金の優遇措置を受けながら投資ができる「つみたてNISA」を活用するのもいいでしょう。
つみたてNISAは運用なので、リスクがあります。一方で、はじめたいと考えている方にとっては、1年中いつでもはじめることができますが特に1月はよいタイミングでしょう。
なぜ年初のスタートが良いのか、その理由について詳しく解説します。また、1月以降につみたてNISAをはじめた場合の注意点についても、チェックしていきましょう。
つみたてNISA制度とメリット3つ
まずは、つみたてNISA制度を確認していきましょう。
現在のところ、つみたてNISAは20歳以上の方なら、誰でもはじめることができます。
1年間40万円まで、最大20年間の投資が可能です。投資総額は、800万円(40万円×20年間)となります。
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出所:金融庁「つみたてNISA」
つみたてNISAの一番の魅力は、資産運用でお金が増えた場合、非課税になるという点です。
NISAを利用しない一般的な投資では、利益について約20%の税金がかかってしまいます。しかし、つみたてNISAはどんなに利益が出ても、税金はかからず、利益をそのまま自分の資産とすることが可能です。
また、つみたてNISAはリスクはありますが、投資ができる商品のラインナップには、予め金融庁が厳選した長期投資に向いている商品が揃っています。
ハイリスク・ハイリターンな商品を避けて、長期的な資産形成を目指す商品選びができるというのも、つみたてNISAのメリットです。
さらに、手数料についても、つみたてNISAは比較的お得に取引ができます。
つみたてNISAでは、課税口座での投資と同様に投資商品を保有している間に「信託報酬」と呼ばれる手数料がかかります。しかし、それ以外に多くのネット証券ではつみたてNISAにかかる手数料はかからないものが多くなっています(金融機関や商品によって異なるため、詳しくはご確認ください)。
つみたてNISAを活用すれば、コストも比較的少なく資産運用を行うことが可能です。
つみたてNISAは1月スタートがよい理由3選
つみたてNISAは、1年中どのタイミングでも始めることが可能ですが、実は1月は、つみたてNISAを始めるにはぴったりな時期です。
なぜ1月スタートが良いのか、その理由を見ていきます。
<つみたてNISA 1月スタートがよい理由3選>
- 毎月の積立金額の設定が簡単
- 1年間ほったらかしにしても非課税枠をフル活用できる
- 年末に1年間の運用成果を確認しやすい
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出所:筆者作成
つみたてNISAは1月スタートがよい理由1.毎月の積立金額の設定が簡単
つみたてNISAの投資限度額は、1年間40万円までです。
そのため、単純に計算すると、1カ月の投資金額は、3万3333円(40万円÷12カ月)となります。大手のネット証券でつみたてNISAを行う場合、1カ月の上限投資額は3万3333円までと設定されているところもあります。
自分で毎月の投資金額を決める場合、1月スタートにすれば、金融機関によっては毎月3万3333円の自動買付に設定すればいいので、積立金額の設定が簡単です。
一方、年の途中でつみたてNISAを始めると、40万円の非課税枠を使い切るために、月によって投資金額を変更する必要があるため、手続きが複雑になります。
つみたてNISAは1月スタートがよい理由2.1年間ほったらかしにしても非課税枠をフル活用できる
1月からつみたてNISAを始めた場合、自動買付を設定にしておけば、毎月3万3333円の買付を証券会社が自動で行ってくれるので、1年間ほったらかしにしておいても大丈夫です。
一方、年の途中でつみたてNISAを始めた場合、毎月上限の3万3333円を投資したとしても、非課税枠40万円を使い切ることができません。
「ボーナス設定」などと呼ばれる手続き等を行って、月によって投資額を変更したり、投資タイミングを増やしたりする必要があります。
1月につみたてNISAを始めた方が、手間がかからずに、非課税枠をフル活用することが可能です。
つみたてNISAは1月スタートがよい理由3.年末に1年間の運用成果を確認しやすい
年末年始は1年の区切りとして分かりやすく、1年間のマネープランを見直すのに絶好のチャンスです。資産運用でも、1年間の区切りを年末にそろえてしまうのがおすすめです。
つみたてNISAを1月スタートをすれば、毎年年末に1年間の運用成果を確認することになり、忘れずにチェックする習慣ができるでしょう。
つみたてNISAを1月以降に始めた場合の注意点
口座開設が間に合わず、1月からつみたてNISAを始めることができなかった場合は、2月や3月など遅れて始めることになります。
その場合、40万円の非課税枠を使い切るためには、以下のような手続きを行わなければなりません。
<必要な手続き>
- ボーナス設定を行う
- 1ヶ月のうちに複数回購入する
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出所:筆者作成
たとえば、5月につみたてNISAを始めた場合、上限額の3万3333円で積立額を設定しても、年間で投資できる金額は約26万6千円(3万3333円×8カ月)です。
非課税枠の40万円を使い切るためには、残り約13万4千円分(40万円-26万6千円)の投資額について、別途、証券会社で積立金額の増額設定やボーナス設定をしたり、1カ月のうちに複数回購入する方法を使わなければ、非課税枠を使い切れません。
つみたてNISAの非課税枠を使い切る方法は、証券会社によって異なります。自分が開設している証券会社では、どのような方法を使うことができるのか、仕組みについても詳しく確認しておきましょう。
つみたてNISAは改正予定も
今年こそ投資を行ってみようと考えている場合、1月からつみたてNISAに挑戦するのもいいでしょう。
1月からはじめれば、増額設定などをしなくてもいいため、大幅に手続きを簡単にすることができます。
もしも1月からに間に合わなくても、今回ご紹介した内容を参考にしながら、つみたてNISAの非課税枠を活用した投資を検討してみるといいでしょう。
改正予定もありますので、つみたてNISAについてまずは調べてみてはいかがでしょうか。
参考資料
下中英恵FP事務所 下中 英恵
