3. 富裕層が自然とやっているお金が増える行動1.分散投資

ここからは富裕層が自然とやっているお金が増える行動4選を紹介します。

先ほどのアンケートによれば、富裕層に分散投資の意識が高まったという声がありました。しかし、この意識はコロナ禍で突如現れたものではなく、今後も継続すると予想されます。

金融庁「長期・積立・分散投資とNISA制度」によれば、1998年から20年間日経平均株価指数に毎月1万円をつみたて投資した場合、積立総額240万円に対して、運用金額は約432万円です。

出所:金融庁「 長期・積立・分散投資とNISA制度(令和2年)」 出所:金融庁「 長期・積立・分散投資とNISA制度(令和2年)」

投資にリスクはありますが、分散投資によってリスクを抑制しつつ資産を増やせる可能性があります。

3.1 富裕層が自然とやっているお金が増える行動2.時間を有効活用する

富裕層はお金と同じくらい時間を大切にしており、「いかに時間を有効活用するか」が仕事のパフォーマンスや心身の健康を保てると考えている方も多いです。

野村総合研究所が実施したアンケートによれば、コロナ禍の富裕層の生活習慣について、以下のような変化が見られました。

  • 本を読む時間が増えた:47%
  • フードデリバリーサービスやケータリングの利用が増えた:21%

コロナ禍の影響の影響もありますが、デリバリーなどを利用して時間を浮かせ、余った時間を読書や情報収集に活用している方もいます。

3.2 富裕層が自然とやっているお金が増える行動3.健康に気を付ける

先ほどのアンケートでは、富裕層は「健康や体力増進に関する意識が高まった(65%)」と回答しています。

体調を崩すと医療費がかかりますし、治療中は仕事もできなくなってしまうのもリスクでしょう。

常に健康に気を付けることで、医療費という支出を回避すると同時に、収入やビジネスチャンスを維持できるでしょう。

3.4 富裕層が自然とやっているお金が増える行動4.ポジティブ思考

富裕層の資産管理・運用に対する意識に関するアンケートによれば、コロナ禍を契機に経済に関する勉強を始めたり、割安銘柄の購入を考える富裕層がいることが分かります。

コロナという先行き不透明な状況下でピンチをチャンスと捉えて、行動できるポジティブ思考が富裕層の鍵と言えそうです。