2. 富裕層の意識はコロナ禍でどう変わったか

コロナ禍で多くの経済指標が悪化する中で富裕層の意識に変化が見られます。

2020年に野村総合研究所が全国の経営者に実施したアンケートによれば、富裕層の資産管理・運用に対する意識について、以下のような変化が見られました。

出所:野村総合研究所「 野村総合研究所、日本の富裕層は133万世帯、純金融資産総額は333兆円と推計(令和2年)」

資産管理に関する考え方として、商品性がシンプルな金融商品や元本割れリスクの低い金融商品に注目する傾向があることがわかります。

また、分散投資に対する意識も高まっており、先行きが不透明な状況下で富裕層の意識が安定志向になる傾向が見られました。