高所得貧乏になる人の特徴1.都市部に住んでいる
ここからは、高所得貧乏になる人の3つの特徴を上げていきたいと思います。
厚生労働省の「賃金構造基本統計調査(令和3年)」から、都道府県別の賃金をみると、全国平均の30万7400 円を上回るのは、6都府県(東京都、神奈川県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県)となっており、最も高かったのは、東京都で36万4200円となっています。
このように都市部に住むことで収入も高くなる傾向がありますが、一方で生活費も多くかかります。
総務省の家計調査によると、二人以上の世帯の1ヵ月の生活費の全国平均は約27万9000円であるのに対して、大都市では約29万3000円になります。
東京23区に絞ると約32万3000円になります。全国平均より4万円以上生活費が多くかかっています。
また調査会社「不動産経済研究所」によると、首都圏で発売された新築マンションの平均価格は6787万円となっており、東京23区に絞ると9365万円となっています。
平均価格がこの価格ですから、庶民には首都圏ではもはや新築マンションは買えないといっても過言ではないでしょう。
年収1000万円であっても、生活費が多くかかる地域で、住宅ローンの負担が重くなると、なかなか貯金はできないでしょう。