1. 資産1億円以上！？そんな富裕層は日本にどのくらいいるのか
富裕層といっても、漠然なイメージだけで、具体的に想像がつかない方もいるかもしれません。
まずは日本の富裕層はどれくらいいるのかを確認していきます。
定義として、野村総合研究所が公表している「マーケットの分類」を参考にしてみましょう。
〈世帯の純金融資産保有額〉
- 超富裕層（5億円以上）：8万7000世帯／97兆円
- 富裕層（1億円以上5億円未満）：124万世帯／236兆円
- 準富裕層（5000万円以上1億円未満）：341万8000世帯／255兆円
- アッパーマス層（3000万円以上5000万円未満）：712万1000世帯／310兆円
- マス層（3000万円未満）：4215万7000世帯／656兆円
純金融資産保有額が1億円以上5億円未満を「富裕層」、5億円以上を「超富裕層」と定義づけているようです。
これらを合わせると、132万7000世帯となりました。
つまり、日本における「資産1億円以上の富裕層の割合」は以下のようになります。
- 132万7000世帯 ÷ 5402万3000世帯 ＝ 2.45％
およそ50世帯に1世帯は富裕層ともいえますね。
そんな富裕層の方ですが、実は冒頭でも触れたように「節約家」の一面をもっている方が多く、非常にメリハリのあるお金の使い方を普段からしています。
今回は富裕層の「節約ポイント」に焦点を当てていきます。富裕層の方はどういった場面でお金を節約しているのか覗いてみましょう。
