3. 年金だけに頼らない「自助努力」を
今回は年金エイジともいえる、65歳以降・無職世帯の「ひと月の生活費」や「貯蓄」についてながめてきました。
ひと月の暮らしに必要となるお金、貯蓄、そして年金額には個人差があります。また、健康状態やライフスタイルによって、いつまで働くかも人それぞれでしょう。
「人生100年時代」といわれる現代、公的年金だけでゆとりある老後を迎えることは難しいと考える方が大半ではないでしょうか。
まずは、「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」で将来の年金見込額を把握し、日々の収支のバランスを見直してみましょう。
預貯金とともに、資産運用を上手に組み合わせることで、効率よく資金を育てることにも繋がります。
いざセカンドライフを迎えたときに、「あのとき準備を始めて良かった」と思えるようにしたいものですね。
参考資料
- 総務省「統計トピックス No.129 統計からみた我が国の高齢者」
- 総務省「家計調査報告 家計収支編 2021年(令和3年)平均結果の概要」
- 総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2021年(令和3年)平均結果-(二人以上の世帯)」
田中 友梨