3. 年金アップ術2. 国民年金基金
自営業の方などは、国民年金基金に加入する方法があります。
国民年金保険料に加え、国民年金基金にて自分で決めた掛け金を納め、将来の年金額を増やすという選択肢です。
掛け金は所得控除の対象になるので、今の税負担も軽減できるメリットがあります。
4. 年金アップ術3. 付加保険料
毎月支払っている年金保険料に加えて「付加保険料」(月額400円)を支払うことで、年金受給額を増やすという方法もあります。
付加年金額(年額)は、「200円×付加保険料納付月数」。つまり、2年以上受け取れば支払った以上に年金が受け取れる計算になります。
毎月の定額保険料(2022年度で1万6590円)を40年間納めた場合の満額は77万7800円ですが、付加保険料を40年間納めることで87万3800円にできます。
ただし、国民年金基金との併用はできないことに注意しましょう。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
京都教育大学卒業。くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部で、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
はたらく世代のお金の診断・相談サービスを行うマネイロでは、「【計算例付】厚生年金保険料はどのように決まる?ケース別算出方法や受給額を解説」など、お金や年金制度にまつわる記事を発信中。京都府出身。(2024年3月18日更新)