4. 年金以外に自分で老後資金を貯める
調査や実際の受給額を見る限り、年金だけで生活をするのは厳しい様子がうかがえます。
まずは自分自身や夫婦の年金見込額を把握する必要があります。
毎年の誕生月に届くねんきん定期便をチェックするのが手軽ですが、50歳未満の方は今後の加入見込分が反映されていないため、あまり正確とはいえません。
ねんきんネットを確認し、過去の未納状況や今後の働き方に合わせたシミュレーションをしてみるといいでしょう。
老後の生活を送る上で必要となる資金として、【年金収入+その他の収入ー支出】を算出し、老後として約30年分を試算してみることが大切です。
夫婦世帯の場合、二人分の生活費でまずは考えておきたいですね。
年金だけで生活できるのは5人に1人という厳しい現状ですが、資産を築いていくことで豊かな老後は送れます。
預貯金や資産運用、時には保険なども組み合わせながら、効率的に老後の準備を進めていきたいですね。
参考資料
- 厚生労働省「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- SBIエステートファイナンス株式会社「年金のみで生活できるのは5人に1人、年金以外の収入を合わせても家計収支は6割がマイナス、身近に迫る老後破産の危険性」
太田 彩子